2009年10月31日

Bourdieuが弱っている

前の日まであんなに元気だったのに。

少し前からくしゃみのような音を立てるので気にはなっていた。
どうしよう、よく判らないし怖いから看てもらおうか…と思っていた矢先、
夜中に「うっうっうっ」という声が傍らから聞こえてきて驚いて目を覚ました。


Bourdieuが声を立てている。


毛繕いをしながらくしゃみのような音を立てるとともに
人間で言うと丁度、咳き込んでいるような様子でうっ、うっ、うっという
声をたてている。

どう考えてもこれは尋常ではない。

病院が開く時間になるとすぐに電話で診察を予約。
診察は夕方からだ。
やれやれ…と思いながら傍らのBourdieuの様子を見ると、いつになく元気がない。
声をかけてもぼんやりとした表情でこちらを眺めるばかりで反応らしい反応を返してこない。

不安と戦いながら診察の時間までを過ごし、大急ぎで病院に出かける。

診察の結果、副鼻腔から異音が出ているということ。
原因はまだよく判らない。しかし
これが悪化すると最悪の場合肺炎の危険性もあるということで
早速ネブライザー治療開始。
人間の場合には鼻腔に直接蒸気を当てるのだが動物にはできないので
ネブライザー治療用の箱に入れられて治療されることになる。

併せて向こう1週間にわたる抗生物質投与もスタート。
抗生物質は飲み薬で、シリンジを使って与えることになる。
飲みやすいようにシロップ状の味がつけられているということだが
何をどうしても飲まない生体もいるということで、
もしもBourdieuがどうしても薬を飲まないようであれば
治癒まで毎週ネブライザー治療をしなければならないとのことである。

悲しい気持ちで動物病院を後にする。


帰宅後餌を与えるついでに、ためしにシリンジで薬を飲ませてみた。
Bourdieuはシリンジで何かを飲むことも、内服薬を服用することも初めてだ。
飲まないのではないかと不安だったが、薬を1、2滴垂らした状態のシリンジを見せると
Bourdieuは暫く首を傾げながらじっと眺めていたが、
いきなりシリンジの先端部分にかじりつき始めた。
鼻の状態を良くするための内服薬を鼻に流し込んでしまっては元も子もないので
おそるおそる薬を垂らそうとするが
Bourdieuはそれも待ちきれない様子でガリガリとシリンジの先端をかじり始めた。
手元が狂いかけてシリンジを持ち直そうと手を緩めた瞬間、
Bourdieuは私の手からシリンジをもぎ取って走り去ってしまった。

慌ててBourdieuを追いかけてシリンジを取り戻そうとするが、
Bourdieuはシリンジを両前足と歯でしっかりと抱え込んでいて離そうとしない。
どうしようもないので好物の豆腐で気をそらせ、その隙にやっとの思いでシリンジ回収。
飲ませる側としては薬に興味津々なのはありがたいことではあるのだが
薬がそんなに好きなのかと思うとどうも何とも言えない気持ちである。

薬を飲み、餌を食べたBourdieuは飼育箱の隅に米なすのように長々と伸びているばかりで
普段なら走り回っている時間帯なのに活動する様子がない。
幸い、夜に聞いたような咽せるような声をだすことはなくなったが
くしゃみはまだ時々している。

時々水を飲みながらも飼育箱の隅からは動かず
静かな静かな呼吸をしてじっとBourdieuは横たわっている。
【Bourdieu君とGalois君〔ラット〕の最新記事】
posted by tristram(高橋嘉代) at 21:17| Bourdieu君とGalois君〔ラット〕 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする